特殊支配同族会社の役員給与の損金不算入 は廃止

平成22年4月1日以後に終了する事業年度から廃止されます。
税理士会から廃止するように強い要請のあったものだと聞いてます。
税理士にも政治連盟ってのがあって事務所には、12月22日に廃止の案内のFAXが届いてました。

特殊支配同族会社の損金不算入の規定は 新会社法により会社が作りやすくなって所得分散することで節税を図ることが容易になったので社長の給与から控除される給与所得控除額を損金不算入にして、増税を図ろうとしたものでした。
しかし 実際には、 特殊支配同族会社の要件から逃れるなど 他人に株を10%以上もってもらうなどすれば 給与所得控除額相当額は損金不算入にならないわけで、簡単に規定逃れができるものでした。、規定ができた当時は、税務署側が税金を取ろうと待ち構えてる背景があったので規定逃れが通用するのか?警戒したものでした。
景気の悪い今となっては形だけ残っていたわけで
廃止されても何の減税にもなりません。

国税庁のHPにはまだ平成22年4月1日以後に廃止されることはでてませんね!??
http://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5207.htm