税理士と勝負師

例えば
取引価格 1億円
相続税の路線価額が 3億円の土地があるとします。

1億円で申告すると税務調査が必ず行われます。
不動産鑑定士にお金を払って1億円で鑑定しても
税務調査は免れません。

とある税理士は 
自分の保身から 
3億円で一端申告して 後で1億円の更正の請求を出すことにしました。
この場合 更正の請求は 7割方 通りません。
苦労多く 身がないのです。

この場合は 税理士は 顧客の利益を最優先に考えると
1億円で申告して勝負に出るのが正解です。
当然 税務調査で指摘されますが〜
事前に準備と覚悟があれば解決できます。
税務調査は 税理士と税務調査間の取引の場ですから
ケンケンガクガクの末は 悪くても2億円で決着が付きます。
よければ
1億円の主張が通るかもしれません。
最悪の3億円になることは避けられます。

前者の方法では 最悪の3億円の評価となることが
多いです。

税務調査に係る費用は 過少申告加算税と延滞利息です。
度胸が無いと顧客の利益を守ることはできません。